■南大門市場探検(2)

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で、私達は何を目的にしたかというと、それは「食堂」。
集合場所の少し北に「食堂街」があります。ここは日本の食堂よろしく、料理の見本が写真のように店頭に並べられていて、極端にいえば「指さしオーダー」も可能。
美味しい店かどうかは賭けですが、とりあえず安心して入店できます。
夕飯の時間も近いので、チヂミ(本当の名前は「パジョン」)をおみやげに買って、ホテルで食べようと思いました。でも、それでは「おかず」が付かない。それに見本の中に「キムチポクンパプ」(キムチチャーハン)が! 美味しそうなので、もう入っちゃおうと。
店内は、路地のゴチャつきからは信じられないくらい落ち着いてきれいでした。広さも写真に写っている範囲の倍くらいあります。奥に見える電飾のメニューには価格も掲示され安心。その奥が厨房で、女性が2人くらい働いていました。
つけっぱのテレビと巨大なクーラーが日本の食堂と錯覚させそう。
これが「キムチポクンパプ」。
こちらでは酸っぱくなったキムチを鍋にしたり、調理の具材にして食べます。酸っぱいのは乳酸菌が増えたからで、悪くなったわけではありません。酸っぱいキムチのチャーハンなんて、想像しただけでも美味しそう!
日本語もほとんど通じない普通の店ですから、日本人向けに辛みを抑えることもないはずです。相当辛酸っぱい味を想像していたのですが、このお店のは、残念ながらそれほど酸味も辛みもなくガッカリ。というより薄味なので、付け合わせのキムチと一緒に食べました。
5000ウォン。
チヂミも、期待していたほどゴマの香りもなく、あと少し下味が利いていたらよかったのにって感じ。付けダレで味を調整しても旨味が増すわけではありません、残念!
でも、食感はモチッとしてよろしゅうございました。
麻布十番で食べた、韓国大使館のなかば御用達だった韓国家庭料理店のほうが美味しかったのが、ちょっとショックです。
4000ウォン。
チヂミに付いてきた「おかず」はスープのみで、他の小皿はキムチチャーハンを追加注文したら付いてきました。
キムチは、美味しかったですよ〜。
手前のタクアンみたいなのは、そのまんまタクアンでした。ここらあたりは決して安い店では無いと思うのですが、どれでも一食4000ウォンから6000ウォンで済んでしまいます。一人で旅行に来ても、ここに来れば生きていけると思いました。
ここで夕食の海鮮鍋。魚介類を使った鍋は結構種類があって、これは「ソコッチゲ」。申し訳ありません。撮影する前に食べちゃいました。具の種類が豊富、それら魚介類の出汁が適度に出て、とても美味しかったとだけ申し上げます。
最後に鍋にうどんを入れるのですが、ここは是非、ごはんで雑炊にしてほしかったなぁ。頼めばできると思います。
ここでも飲み物を勧められますが、私は「ドンドンジュ」を注文。
韓国の伝統酒「マッコリ」に似たお酒で、マッコリが穀類の粒が沈殿しているのに対し、こちらは浮いているのが見分け方。日本酒のルーツとも言われています。12000ウォンくらい。ドンブリにたっぷり入って持ってきてくれます。
注文したとき、お店の人の表情が急に嬉しそうになったのが印象的でした。表に出たら、向かいが、アメジストのおみやげ屋さんだぁ。おなじ経営?

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