■南大門市場(ナムデムンシジャン)探検(1)

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最近でこそ日本のビルの外観もオシャレになってきたけれど、ソウルでは東京以上に凝ったデザインのビルが目に付く。都市化が日本よりも遅かったからだけど、街並みの景観は、東京の、それも再開発が進んだ六本木やベイエリアあたりと変わらない地区も珍しくない。
でも、器が変わっても、人間の生活がすぐに変わるわけではないのは日本も韓国も同じ。ビル街の狭間に見える旧市街は、今でも新宿のションベン横町(未だに「思い出横町」と呼ぶ人を見たことがない)を彷彿とさせます。
その代表格が、ソウルに散在する、いわゆる「市場(シジャン)」。
ここ南大門市場は、なかば観光地化しているとは言え、東大門と並び、そのバッタくさい雰囲気は、上野のアメ横など足下にもよせつけない怪しさがあります。南大門市場の地図はこちらから。
市場の中は、通路と呼ぶのが適当な細い路地が幾本も交差しています。地図を片手に、常に自分の位置を把握しておかないと迷うこと必至。
ツアーの集合場所は「i」のそばなので、そこで日本語の地図をもらうと重宝します。市場はなんとなくエリア別に扱う商品が違っているので、見たいものが着物なのか、食品なのか、雑貨なのか決めておけば時間を無駄にしません。
というのも、南大門市場まで順調に行って1時間、途中で渋滞にはまると30分くらいしか見学する時間が無いからです。
しかも、午後5時を廻ると、ただでさえ狭い路地の真ん中に、突然屋台が並びはじめます。
人と車両が行き合いへし合いして、10m歩くのに2〜3分もかかる始末。でも、それら屋台の中にはお菓子を売っている店も。
私達は途中で「ホットッ」と呼ばれるマンジュウみたいな焼き菓子を買いました。モチモチの生地の中にトロ〜リと甘い蜜が入っていて、小腹が空いている時にぴったりなお菓子です。写真が無いのが残念ですが、他にもいろいろ屋台グルメがあり、探して食べ歩くのも楽しそうです!
ガイドさんの説明では、韓国も日本と同様、安い中国産の工業製品に押されているとかで、ここ南大門市場でも、安いものはほとんど中国製だとか。

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