■韓国の代表的インスタントラーメンを喰らう!

写真中央
『スタミョン』
おいしさ…★★★★★
お土産度……★★★★

同名のカップ麺も2種類が販売中。麺は太め。量も日本のものと較べ2〜3割くらい多い感じ。味は、意外にも日本人(である私)の味覚にも抵抗が無く、醤油ベースの中華風キムチ味といったもの。「新発売!○ッポロラーメン・キムチ味!」と言われても信じそうです。別添えの辛み調味料が未投入なら、辛さもジャワカレーの辛口程度。粉末スープは、辛ラーメン同様、550ccの沸騰した湯に麺とともに投入し、一緒に煮込む。フリーズドライの野菜もこの時に投入。説明書どおり4分煮込んで完成。同封の小袋は粉末のコチジャン。入れてもいいけど、これを全投入すると辛さが狂暴化するのでほどほどに。
食べた後に
気付いたのですが、まず鍋に水、スープ、粉末コチジャンだけを入れ、豆腐や椎茸、ハムやソーセージなどを煮込み、最後に麺を入れれば簡単な「プデチゲ(部隊鍋)」になるのではないでしょうか。

写真左
『ノグリ』
おいしさ………★★★
お土産度…★★★★★

日本のインスタントラーメンの概念とかけ離れた凝ったもの。麺が極太。茹で上がっても、噛むとまだ「モチッ」とした感触が残る。見た目は沖縄のソーキメン風。量も日本の一般的なラーメンより2〜3割多い感じ。さらに変わっているのが具。ネギの他に海苔が乾燥して入っている。最初はワカメかと思ったけど、茹でていると海苔の香りが漂ってくる。そして驚くことに、なんとマッチ箱大ほどの「昆布」が一枚付いている! 調理の仕方は沸騰した550ccの湯に具とスープ、そして昆布と麺のすべてを入れ5分ゆでる。食べてみると鰹風味の出汁の香り。中華スープの味はほとんど感じません。これは、まさに海鮮キムチ鍋だ! 別添の辛み調味料などは無く、スープに全て混ざっているため辛さの調整は出来ません。従って、スーパー辛い! 間違っても彼女と一緒に食べない方がいい。ハナは出る汗は出る、ウォー!とか、フォー!とか意味不明のかけ声が出る。でも、とても美味しい。食後の丼のフチには、ラー油のような赤い油がべったりと。白菜、豚肉なんか入れるといいかも。

写真右
『サムヤォラミョン』
おいしさ………★★★
お土産度…………★★

品名に、漢字混じりが珍しい。同名で2種類のカップ麺も発売。どこでも売っているメジャーブランドです。麺は他の二品に較べて細く、日本の一般的なものより気持ち太い感じ。煮込んだ後の艶もいい。これで4分煮込んでも麺がへたらないのは不思議です。これも別添えの辛みスープがなく、麺と同時に投入した粉末スープの赤さに覚悟を決めたけど、意外にも激辛ではありません。食後にうっすらと汗がにじむ程度。フリーズドライの具も完備。スープは醤油ベースのキムチ味といった感じで「スタミョン」に近い。けれども、こちらは中華っぽさがさらに少なく、より醤油の風味が強い感じ。ドンブリの底に溜まった粉を見ても、唐辛子より粒胡椒が目立ちます。日本人フレンドリーで、普段食べるならこちらがお勧め。これがコンビニなんかで定番で並んでいるところを見ると、韓国の人が、誰でも激辛好きというわけではないのかもしれないね。
総論
知人に配るお土産として、韓国らしさを強烈にアピールするなら「ノグリ」。自分のお土産なら、辛さを調節できる「スタミョン」かなぁ。

さらにラミョンを極める?

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