■四日目の朝、韓定食・土産・仁川。

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いよいよ韓国最後の食事、韓国式朝定食です。くれぐれも「韓定食」でないのがミソ。韓定食は格式高い、宮中発祥の会席料理みたいなもの。こちらは「韓国風の朝の食事」と理解しましょう。
ご覧の通り質素なもの。焼き魚は何だろうとガイドさんに尋ねたら
「サンマ、サンマ」
んんー? どう見ても違うでしょう! さらにガイドさん曰く
「日本の人は、よく魚の名前を尋ねます。こちらではあんまり魚を食べないから大変です」
どうやら韓国では、海沿いでもないかぎり、魚を食べる機会が少ないらしい。一緒に食事した皆さんの意見では、太刀魚じゃないか? ということで落ち着きました。
海苔や小皿のおかずもまあまあでしたが、海藻がたくさん入った味噌汁がけっこう美味しい! 伊豆の海女屋で飲んだ味噌汁に、もっと出汁を利かせたようで、これだけでもおかわりしたくなりました。
お店は、ご覧のようにオンドルの部屋。郊外の定食屋はオンドル式のお店が多い。道路沿いに立ち並ぶドライブインっぽい店も全てオンドルか、オンドルとテーブル席。そういえば韓国の女性の、スカート姿をまったく見かけない。ズボンのほうが、こういうオンドル式の部屋では足を崩しやすいからなんですね。板の間ですから正座なんて言語道断、座布団を敷いたらオンドルの意味ないし。なーるほどね。
韓国では片足の立て膝が正座。膝を立てても足を隠せるのが「チマチョゴリ」の、裾の広い「チマ(スカート)」なんだぁ。胸の高いところで結ぶ理由も、立てた膝をきれいに隠せるからなんだねー。伝統服の合理性にハタと気付いた瞬間でした。
で、この日の朝も6時20分にフロント集合でしたから、朝ごはんを食べても、街はまだ朝霧が漂う時間。空港までの道路は左右に川や海をのぞみ、けっこう幻想的な風景も。
仁川空港は、2つの島を崩して埋め立てた空港。だから周りはみんな海。空港までの道はドライブインが多く、それぞれ海産物を食べさせてくれる。貝類の料理が多いとか。ふんだんに貝を入れたキムチ鍋なんか、美味しそうだなぁ…。
そして一行は、空港に入る前にキムチのおみやげ屋さんに立ち寄り。
かつて、金浦空港周辺に密集していたおみやげ屋さん。北海道組の添乗員さんが、今どうしてるか心配していた。このキムチ屋さんは、ま新しい高層アパート群の一角にありました。最近越してきたわけだから、きっと国際空港を追いかけてきた口かも。
キムチはどれも、一つ10000〜20000ウォンくらいの幅。有無をいわさずテーブルに座らせ、5種類くらい順番に試食させられます。買わされると思うとムッとするけど、いろいろ説明してくれるから、キムチを勉強できると考えれば安いかも。買うつもりなら堂々と試食をおかわりしよう!
で、私は王様キムチと言われる「ポッサムキムチ」を買いました。十分おいしかったです。日本じゃあまり目にしないキムチを買ったほうがおもしろいでしょ?
そして買ったらさっさと店の外へ。時間は充分とられています。店を出て右に目をやると、おっ! 角に「ミニストップ」が。
なにげに覗くと、おみやげにもってこいな韓国海苔を売っていました。ボッタくらない日常価格だから、日本で配った人に言えないくらい安いです。おみやげ、ここでゲット。あと眞露3本と、眞露似も1本。酒類の免税範囲は760ml程度で3本までだから、360mlの眞露なら6本はいけるはずです。で、レジに行ったら、横に、写真のジャンキーな食べ物が。
ハングルを読めば「キムチハンチバ」。ちょっぴりピリカラの薩摩揚げです。100円。POPにあるように、オレンジジュースもついてきました。お得ぅ〜。
魚みたいな形は、きっと魚のすり身を使っているからなんでしょう。飲み物を付けてキャンペーンしているくらいだから、やっぱり韓国の人は貝や蟹、タコは食べても「泳ぐ魚」はあんまり食べないんだろうね。
ミニストップの周りの風景。こんな風景ばっかり、いたるところで。
そして一気に空港内へ。コンコースの中にも免税のおみやげ屋さんがありますが、どれもブランド品か、おみやげを買い忘れた粗忽者の足下を見るような値段。コーヒーなどの飲み物さえも市内の2倍以上です。買い物は市内で、が鉄則だね。
では、おしまい。ながながとありがとうございました。
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