続いて訪れた3軒目は、
毎度お馴染み、道の駅あらかわの「
鈴ひろ庵」。

平日なのに、紅葉の時期と重なるのか、
いつにない盛況を呈しています。

「あら、こんにちは〜!」

の声に思わず頬緩むけど、
考えてみれば年に数回しか訪れない客に、
これほど常連気分を味わわせてくれる店員のおねえさんは、やはりプロ中のプロなのかも知れない。

今回も「そばがき」&「季節の天ぷら」を注文。

けれどもおねさんが強くお勧めする、
「地きのこうどんと天ぷら盛り合わせ」
に変更を強いられ、いただいたのがこの写真。

トッピングには大黒シメジなど、
確かにこの時期のみ味わえるキノコが盛りだくさん。
加えて天ぷらも半端ない。もしかしてサービス盛り?
こちらもキノコてんこ盛りでした。

左上の小さな小鉢は、
サービスで付けてくれた、この地域特産のカボチャのスープ。
そのスープに使われたカボチャが、これ。

見たこともない容姿に驚く。
太さは大人の男の腕くらい。

実はこのカボチャ、おねえさんのお父さんが日本に持ち込み栽培しているもの。
そのお父さんとは、ここの道の駅の近くで野趣あふれる「鈴加園」を経営している、地元でも有名な方。
最近になって、ようやく出荷できるくらいに生産されるようになったとか。

色濃いスープは砂糖など加えなくても甘く、
とてもクリーミー!
まさにここ秩父でしか味わえない美味しさ。
でも、もうお腹がいっぱい…。

※カボチャは道の駅あらかわで秋のみ販売。調理方法などは商品に添付されています。料理に興味ある方なら、是非!
そして4軒目。
道の駅「あらかわ」の向かいにある、
そば処
「あづまや園」。

もう、本当にお腹一杯で、寄るのを諦めようとしたんだけど、店頭には「新そば」の張り紙が…。

かつてオイラに、秩父蕎麦の美味しさを教えてくれた店だし、
しかもこちらは自家農園の蕎麦。
それも挽きたて打ち立てを頂けるのであります!

「もり」一人前を注文させて頂きました。
こちらは「お品書き」。
自家栽培ゆえの、かなりフレンドリーな価格。
見た目は更科風。星も少ない。

そして、なんだかこちらもキレがない。
前出の「立花」同様、ヌメりのある水っぽい舌触り。
つなぎの割合が多いのかなぁ…。

もしかして、秩父の新蕎麦はこれがスタンダード?
あるいは暖かい蕎麦ならもう少し印象が違ったのかも。

およそ2時間半で4食+サービスの品々を完食する、
楽しくも、明らかに喰い過ぎの旅。
今回は「昌楽」の蕎麦が、
やたら印象に残るツーリングとなりました。

ただ、あづまや園は「かけ」
も再度味わいたく。
まだまだ秩父の蕎麦は奥が深そうですw
最後に、こちらは今回のツーリングで買ったおみやげ。
自宅で食べてみると、本当に蕎麦の風味が味わえる!

購入は「道の駅ちちぶ」。
レンジでチンすると美味しさもひとしお。
しかも価格が500円+消費税!

おすすめです。


(訪・2013.11.13)

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