残暑の奥秩父ツーリング!

買ったばかりのスクーターで
むかし懐かしい集落と、
奥秩父の夏の味覚を味わってきました。

2011.8.11

新車で購入してから2週間近く経つのに、
乗ったのは初日だけ。

走行距離20kmで一ヶ月点検を受けそうだったので、
あわてて「慣らし」に出掛けました。

上の写真はその新しい足「ホンダ・リード110」。
とにかく荷物が入る!
左の写真はシート下収納ボックス。
リアボックスと合わせたら、ものすごい収納力!

とりあえずいろいろぶち込んで出発です!
いままでの秩父へのルートは
「町田→青梅→正丸峠→秩父」だつた。

ところが平成10年に一般国道の山岳トンネルとして
日本最長の「雁坂トンネル」が開通したので、
「町田→大月→勝沼→秩父」になった!

走行距離が大幅に短縮!!

大月まではいつものように、甲州街道と道志道の間の、リニア実験線に沿ったルートで西に。

ところがこのルート、リニアの西ルートが先月決定してから、にわかに路線延長の工事が始まって、いまやダンプとミキサーの専用道みたい。

しばらくはこの道つかえまへん…。
大月から、これも長い「笹子トンネル」を抜けると、
道の駅「甲斐大和」。

ここから山に入ると武田一族終焉の地、田野。
道の駅はそんな事に一切触れず、明るく営業中。

通路では桃やブドウの即売中。
流通には乗せられないキズ物のデラウェア。
7房ほど入って400円!

即買いであります w
勝沼市街に入ると、ブドウと桃の看板だらけ。
でも本当に安いし美味しい!

また、このあたりはワイナリーも多いので、
飲める人には「試飲」という誘惑が…。
まるで「本官が監視してるであります!」って感じ?
雁坂トンネルへのルートは、
甲州街道からR411(青梅街道)を目指していけば間違いない。

地域もこのトンネルの開通を契機に観光の活性化を期待しているらしく、R411に入ると『雁坂トンネル』への案内看板が丁寧に誘導してくれる。
そして通行料金を見よ!

なんと、オイラのリードは片道70円!!

まだ長野のビーナスラインが有料だったころ、
自動二輪の同行者と125ccのオイラが往復したら、
彼は3,000円ほど払ったのに、
オイラは数百円で済んでしまって昼食をたかられそうになったっけw

生活の足「原付」は、
高速以外、実に優遇されてます。
トンネルを抜けた先は、
オイラが気になっていた「栃本」の集落。
部外者のオイラが気にしたところで何の意味もないのだけれど…。

ご覧の通り、栃本は急斜面にへばりついた集落。

オイラが訪れてから後、
NHKの「小さな旅」で放送され、
この土地で農業を営んでいる人々が紹介されたっけ。

「急傾斜なため、クワは山から谷に振り下ろす。
 そうしないと、土が谷に落ちていってしまう」

日本人の耕作への血眼な努力を見ることが出来る。
ここはもっと注目されていい所だと思う。
その集落が、
トンネル開通の影響でどれほど変わってしまったのか。

環境が変われば生活も変わる。

そんな当たり前のことを残念に思ってしまう身勝手なオイラがいる。

栃本はどうか。

驚いたことに、
何も変わっていなかった!
トンネルへのバイパスは、
ループ橋で中津川林道方面からアクセスする。

栃本の集落は幸か不幸か「素通り」の呈。

山梨側からトンネルを抜け、あえて左折するなら訪れることも可能だが、オイラが訪ねた時でも追尾してくる車両も、前走車両も一台もなかった。

時間は、確かに留まっていた。
オイラがここ「栃本」に興味を惹かれた理由、
それがこの関所跡。

かつて武田信玄・勝頼が治めた甲斐の東の玄関口のひとつだったから。

くわしい説明はこちら
集落の出口。
この先のトンネルは対面通行不可。
なので手前で待たされる。

運が悪いとかなり待たされるので、
イライラ防止のため残り時間掲示板がある。

信号の右脇にある半円状の、
赤いLED電灯がそれ。

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