勝手に土用丑の日、味噌三昧&立ち寄り温泉。

8月7日
諏訪に行ってきました。
写真は復元された高島城。


今回のテーマは

●関西風うなぎ蒲焼きを食す
●信州味噌を食す
●上諏訪の気になる温泉に入浴

のみっつ。

諏訪っていったら、湖と温泉と諏訪大社ってなもんで。

写真は上諏訪の住宅街にある『衣温泉』。

入浴料……大人200円

料金は、管理人さんの部屋のガラス窓を勝手に開けて、なんとなくカウンターぽいあたりにコインを置いて入浴するシステム。
資料では、このあたりの温泉は単純温泉。

以前宿泊した旅館の温泉も、あまり印象がなかった。

けれども、同じ上諏訪なのに、
ここの温泉はちと違うらしい。
もちろん自家源泉。


写真の浴槽は手前がぬるめ、奥が熱めとなっている。
熱めったって40度くらいで、全然へーき。
『源泉掛け流し』ってわけじゃなく、
源泉溜っぱなし、とでも言おうか。
朝一番に新しい湯を溜めてる。

掛け流しにしないのは、源泉が熱く、浴槽が小さいから。この大きさで掛け流しにしたら、熱くて入れない。

熱い浴槽(この写真では手前)は源泉の蛇口だけ、間違いなく源泉100%。

ぬるいほうは水道の蛇口もあり、こちらは管理の人が水でうめているよう。

ただ、どちらも浴槽からは温泉らしい香りが登ってこない。ちょっとガッカリしながら洗い場の蛇口(これも源泉100%)を流すと……

「おーっ! 硫黄の香りじゃぁぁあ!!」
そんなわけで、
熱めといっても大したことない浴槽に、
ガンガン源泉を流し込んで。

こうすると、ま、確かにやや熱めながらも、これぞ温泉という風呂に仕上がってご満悦!

源泉の蛇口近くにコップがあるけど、
一応成分表には「飲泉不可」。

加減して飲めってこってす。
湯上がりの火照りをさましに山登り。
諏訪湖の東にある、県道40号の旧道。

眺望が有名な『立石公園』。


カメラが広角じゃないんで写ってないけど、
上諏訪から下諏訪、岡谷の市街まで見渡せる。
つまり、夜景最高! って感じの公園です。

ほんとは霧ヶ峰まで登ろうかと思ったんだけど、
見上げたら山は雲の中。

ビーナスラインは良くて霧、たぶん雨。
で、次に訪れたのが『タケヤ味噌』。

諏訪は信州味噌の故郷みたいな所。
他にも『信州一』とか、老舗が軒を連ねる。

タケヤ味噌は足湯もある間欠泉センターのすぐ裏手。
観光する人には一石二鳥な立地で便利。

二階にはいろんな味噌を試食できる売店がある。
売店の脇に、こんな喫茶コーナーが。
じつはここで、なにげに人気の『豚汁』が飲める。

しかも、一杯100円!
開館直後に行ったら、豚汁まだ出来てなかった。

しばし待って販売開始。
でも、出来たてだから具が汁に馴染んでなく。

「んー、イマイチ練れてませんね」
とお姉さんに言ったら

「レジの前の試食の味噌を入れると、
 もすこし良くなると思います」

小さなスプーンでそれをすくい、豚汁に混ぜると、
んー。確かに良くなった気がする。

昼頃に行けば、きっともっと美味しいと思います。
このお姉さん、いろいろ教えてくれたりする。
行き先とか、気軽に相談すると良いかも。

これから行く鰻屋の話しをしたら、
別の店を教えてくれた。ちょっと悩む。

で、こちらの写真は二階の売店で売ってる、その名も

『天地返しみそまん』

一個170円。

レジで、左の「味噌」を付けてくれた。
おまけだって。ラッキー!
まだ鰻屋の開店には時間があるので、
タケヤ味噌から少し歩いて『片倉館』へ。

話には聞いていたけど、こんな文化遺産が、
ただの
「日帰り温泉」だってことに驚く。
正面から中を覗くと、
まさにそこには温泉入浴の受付カウンターが。

見学は禁止。でも500円さえ払えば、一日中文化遺産の中でのんびりできる。

食堂も売店も大広間もあるので、急がない旅行だったら、半日くらいここで時間を過ごすのも良いかも。

鰻屋の帰りに寄ることにする。
施設の裏手はこんな感じ。

建物だけ観てると、ここが日本だと思えない。
あと、タケヤ味噌の向かいの「間欠泉センター」には、こんな「足湯」もある。
いよいよ鰻屋開店。屋号は『うな藤』。

関西風は、鰻を蒸さずに焼く。
鰻の脂が残っていて野趣があるという。
それだけに鰻の質が大事だとも。

品書きには「中」「上」「特上」がある。
写真は「上」。
鰻は身が厚く食べごたえあり。
普通の大人なら「中」で十分です。

関西風の鰻は初めてで評価しようがない。
印象は、関東風より確かに味が濃い。
身の厚みもあり、
歯ごたえも強い。
焼きが強く、焦げた香りもワイルド。
タレは甘いといわれてたけど、
そこそこキレもあり、十分美味しい。
ただこの店、ご飯が、ダメ。
写真で解るとおり、ご飯粒がやたら割れてる。
粒も小ぶりで噛んでも甘みがない。
まるでインディカ米を食べてるようだ。

米が悪いのか、炊き方が悪いのか。
帰り際に「ご飯はいつも今日みたいなんですか?」
と聞いたら「そうです。」とのこと。

タケヤ味噌のお姉さんが勧めてくれたのは、
下諏訪のジャスコ近くにある『小林』。
関東風に蒸す店だ。
帰ってHPを見てみると、お値段リーズナブル!
地元の人にとっても、鰻と言えば小林なんだとか。

そんなわけで諏訪、また近いうちに来ます。
片倉館はその時のお楽しみに。

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