前回、「福助」たった一軒で終わってしまった武蔵野うどんの検証、
気を取り直して再チャレンジです!

まずは清瀬の、コピーもキュートな
「風太」

「美白もいいけど小麦色」はかなりキャッチーw。

この看板の裏側は、また別のコピーが書いてあり、

「都の西北、清瀬の最北」のとおり、

風太は清瀬市の北端、所沢I.C近くにある。

佇まいは、まさに田舎の一軒家。

コピーの洒落っ気から、店主はけっこう若いと想像。
だからあざとく「古風」を演出してるのかと思いきや、意外やかなりのご年配で、店もまさに古風な田舎の一軒家。

店内の装飾はレトロな物が並んでいるけど、
それが本当に店主の趣味であることが見て取れる。

良心的なうどんが食べられそう。
メニュー。

前回の
「福助」で、武蔵野の地粉のうどんは一般的に固く、
麺そのものの風味もあまりないという経験から、

つゆに浸けて食べる
「つけうどん」

ではなく、

つゆに浸かっている
「かけうどん」

が良かろうと判断、
「肉うどん」を注文。
「おしながき」には

「ごはん150円」

とあるけれど……
清瀬のB級グルメなのか、
ニンジンが名物とは初耳w。

メニューには

「おしょうゆをかけて云々…」

とあるけれど、
かけうどんである「肉うどん」なら、うどんのつゆをそのままかければオッケーかと。

すんごく食べてみたいけど、
この先、いろいろ食べ歩くことを考えて我慢。
で、到着した肉うどん。

おー!
小さいながらもニンジンの天ぷら付いてるやん!!

「風太」は武蔵野うどんにあって、かなり個性的というか、フレンドリー。
麺が、固さの中にモチモチ感がある。

聞いてみると、地粉に加え、
一般的な小麦(輸入品)をブレンドして打っているそう。

讃岐のうどんに慣れた人にも、違和感なく「地」のうどんを味わって欲しいんだとか。

讃岐とは明らかに違う、
けれどもクセが少なく食べやすい麺。
ご主人の配慮は奏功していると思います!
つゆは醤油ベースであっさりめ。
肉も甘みがありおいしい。
でもお約束で、かなり辛い。。

「ダシ汁で割ってください。」

と言われたけど、飲めるまで薄めたら、ドンブリから確実に溢れちゃうw

ダシ汁は、肉汁うどん専用ですかね。


赤丸は、あたたかいダシ汁。
写真をよく見ると、乗ってる台が江戸指物?
ニンジンの天ぷらは甘くて美味。
小ビンには、ピンク色の岩塩。

「ミニにんじん丼」は、風太の名物なり。

行かれる予定の方は、ぜひ。
清瀬あたりは、かなりのどか。

志木街道ぞいに、子供たちが集まっている店が。
何かと思ったら、

懐かしい
「駄菓子屋」

みずから「だがし屋」と名乗っているのがあざとい気もするけど、中をのぞけば、そこには確かに駄菓子パラダイス。
こちらも志木街道沿いにある、和風ファミレス。
東京の南西部や神奈川の人には、まったく知名度がないお店。

けれども実は、うどん文化が浸透している武蔵野を中心に、埼玉、栃木などで
50店舗も展開してる。

もしかしたら、
この地域の標準的なうどんが味わえるのかも。

素通りは、できまいw
メニューのトップに「肉汁うどん」が!
武蔵野うどん系である証拠w

ごはん物も、だいたいうどんがセットに。
やはりうどんも食べないと気が済まない?

ちなみに、この地域のうどんの
「並」盛りって、
茹でた状態で
400gほどある。
一般的なうどんの、二玉分がデフォ


そして、多くの店にはうどん
1kg盛りがある。この店のランチでも「メガ盛り」と称して1kgが選択可。おまけにつけ汁まで4種類から選べる!
(写真クリックで拡大)

ここはAランチの、肉汁並盛りをチョイス。
実写。メニュー写真とはネギの刻み方が変わった?

これだけの店舗展開をしていると、当然地粉だけでうどんを提供できるはずは無い。
そしておそらく、地粉と輸入粉では、価格も相当違うのだろう。
おかげでこちらの麺は、讃岐風に真っ白でツルツル、もちもち。

地粉のうどんを食べ続けてると、この口当たりの優しさにほっとする。(こりゃ禁句?)

麺に十分からむから、つゆの辛さもほどほど。
肉とネギがふんだんで、食べ応え十分。
ダシ割りが無いので、つゆを飲むのはちょっとムリ。
でもランチなら、プラス100円でドリンクバーが。
ミニ天丼も揚げたてサクサク。
油はゴマじゃないけど、午後1時過ぎでも疲れた感じはなし。

(カロリー計算はしないほうが幸せw)
ちなみに朝、店の前を通ったときはこんなバナーが。

にしても、安いなぁ…。
190円で、かき揚げ付きだって。

駅の立ち食い蕎麦より安い…。

ファミレスは、やっぱコスパ最強だね。

次へ。