房総の突端、不老山薬師温泉。(訪2009.9.25)

千葉の温泉は、ほとんど鉱泉。
しかも内房あたりは、だいたい東京と同じ黒いお湯。

だから、わざわざ東京から温泉目当てで行く人は少ないと思う。
そんな千葉の温泉事情のなか、
異彩を放つ「
不老山薬師温泉」。

なんでも洞窟の奥に涌いているとか。

温泉の入口は、ホテルの入口と共用(写真上)。
国道からそのままバイクでホテルの裏に廻ると、
いきなり鄙びた温泉の受付が。
古びた民家がいい味。
ちょっと期待値UP!

料金は600円。

受付で払うと「貴重品はロッカーにお願いします」
ロッカー代100円。つまり、700円。

受付から中を見回すと…
おおー、見事な座敷が。

ここは「立ち寄り」じゃなく、
「日帰り」温泉だったのね。

座敷奥には小さな舞台。
厨房もあって、メニューも一通りある。

にしても、柱や梁が太いー。
さあ、いよいよ洞窟です!

と思ったら、階段で下に降りる構造。
なんか話しが違う気がするも、とりあえず降りる。

脱衣所の戸を開けると…
ややっ!

冷鉱泉なのに、掛け流しだ!

湯温は適温。
けっこう長く浸かれる。
掃除は丁寧にされていて気持ちいい。

シャンプー&ボディソープ付き。
オイラんちの近くにある、丹沢の温泉も冷鉱泉なのだが、こちらは同じ掛け流しで1000円する。
しかも休憩できる座敷なし。
もちろん食事も、飲み物すらない。

そう考えると、こちらの700円は高くないかも。
露天は、展望無し。

正直に言うと、なんか、
庭の「池」に浸かってるみたい。

鯉に落ちそうな気分!


               ……<(_ _)>
もちろんこちらも掛け流し。
お湯は内湯より熱め。

でも、底の方は温め。
カランのお湯も源泉。
pH8.4のアルカリ泉で、無臭。
入浴中はお肌ぬるぬる。
湯上がりもさっぱり、するする。

なぜか湯疲れしない感じ。
特に内湯は長湯したくなる。

東京のもそうだけど、
黒い湯は肌にやさしい!
風呂場から帰る途中、ふと脇を見ると…

「おー、洞窟じゃぁー!」

なんだ、もうひとつ風呂があったのか!
それならそうと言ってくれりゃいいのに…

と思いながら、るんるん洞窟を進むと、

あれ? ホテルの裏口だ。

洞窟ってのは、
ホテルの宿泊客に面白がってもらうための
「温泉への近道」ってだけだったのね、

がっかり。
金曜日、午後2時頃で、風呂はオイラの貸し切り。

座敷には年配の夫婦と母娘だけ。
オイラが風呂から出たら、もう誰もいなかった。

これは座敷にあったメニュー。
土地柄、やっぱり海産物が充実。

お値段もリーズナボーか?

ちと微妙ですかね……。
あと、温泉の日帰りプラン。

食事は「ばんや」でたらふく食べちゃったので注文せず。
飲み物系は、ちとお高かったかも。

隣のホテルのラウンジで、海を見ながらコーヒーを飲もうと風呂上がりに立ち寄ったら、お昼は営業してないんだって。

ロケーションすごくいいのに、
もったいない話し。



以上!

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