●赤新聞(あかしんぶん)=暴露記事など興味本位の低級新聞
●赤本(あかほん)=子供向けの本、低俗な本
●明(あき)らめる=明らかにする
●糾(あざな)う=より合わせる
●頭株(あたまかぶ)=主だった人、頭分
●当(あた)り芸=非常に好評を得た芸
●当て馬(あてうま)=選挙などで相手を邪魔する為の立候補者
●宛い扶持( あてがいぶち)=与える側で適当に見計らって与える貧しい手当や給料
●後山(あとやま)=掘り出した鉱石を運ぶ役
●阿呆陀羅経(あほだらきょう)=江戸中期の世相を風刺した俗謡
●遺業(いぎょう)=故人がやりかけた仕事、故人が残した仕事
●違算(いさん)=見込み違い、計算違い
●移出(いしゅつ)=産物などを国内の他の地方へ送り出すこと(輸出は国外)
●委嘱(いしょく)=仕事を人に頼んで任せること
●為政者(いせいしゃ)=政治家
●板の間稼ぎ=風呂屋で他人の金品を盗むこと
●一堂(いちどう)=一つの建物。…に会す
●逸事(いつじ)=世に知られていない事柄
●逸聞(いつぶん)=世に知られていない珍しい話し
●居抜き(いぬき)=建物で家具備品を含めた状態
●衣鉢(いはつ)=師から伝えるその道の奥義。…を継ぐ
●遺聞(いぶん)=世間に知られていない噂
●入目(いりめ)=必要な費用
●威令(いれい)=威力ある命令
●入れ込み(いれこみ)=区別なく人々を一所に入れること、追い込み
●色物(いろもの)=寄席の音曲や奇術、本筋の物ではないもの
●印可(いんか)=奥義の会得を証明する物、免許状
●允許(いんきょ)=免許、許可
●音物(いんもつ)=贈り物、進物
●兎の毛(うのけ)=ごく小さな物事のたとえ
●上屋(うわや)=工場や停留所など柱と屋根だけの建物
●営造(えいぞう)=大きな建物を造ること
●絵符(えふ)=小荷物に付ける名札
●遠謀(えんぼう)=遠い先の事まで考えた計画
●往信(おうしん)=返事を求める通信・手紙
●覚え書き(おぼえがき)=略式の外交文書、備忘用のメモ
●表方(おもてかた)=事務員、案内員
●表芸(おもてげい)=当然習うべき芸。料理は女の…、職業上の技芸
●温習会(おんしゅうかい)=踊りや音楽の練習の成果を発表する会
●該(がい)=問題になっている事物。…問題、…人物
●外史(がいし)=政府などではなく民間が記した歴史、野史
●改鋳(かいちゅう)=貨幣などを改めて鋳造すること、鋳直し
●較差(かくさ)=最高と最低の開き。企業…
●搦め手(からめて)=敵の後方、敵の背後を責める部隊
●義塾(ぎじゅく)=公衆のために設けられた塾
●期成同盟=ある物事を成し遂げるために有志が結ぶ同盟
●狐拳(きつねけん)=狐・床屋・鉄砲、藤八拳
●戯評(ぎひょう)=漫画や戯文による批評
●究竟(きゅうきょう)=結局、つまり、物事を極め行き着いたところ
●急変(きゅうへん)=突然の事件
●及落(きゅうらく)=及第と落第
●巨刹(きょさつ)=大きな寺院
●居宅(きょたく)=普段住んでいる家、住まい
●機略(きりゃく)=臨機応変の計画。…縦横
●極め書き=鑑定書(これが付いた物を「極め付き」)
●際物(きわもの)=季節品、はやり物、時事を題材にしたもの。…の小説
●近事(きんじ)=近頃起こった事件
●欽定(きんてい)=君主の命令によって決められたこと。…憲法
●偶像(ぐうぞう)=爆発的な人気の対象
●空也念仏(くうやねんぶつ)=平安時代の面白おかしい踊りと楽器で念仏を唱えるもの
●桑原(くわばら)=落雷や嫌なことを避けるために唱えるまじないの言葉
●君恩(くんおん)=主君の恵み
●契印(けいいん)=割り印
●継起(けいき)=物事が相次いで起きること
●景況(けいきょう)=ありさま、様子、景気
●鶏口(けいこう)=小さい集団のトップを例えて言う語←牛後
●恵贈(けいぞう)=物を送られることの敬語、恵投、恵与
●鴻業(こうぎょう)=大きな事業
●曠古(こうこ)=前例のないこと、未曾有、空前
●五畿七道(ごきしちどう)=日本全国(山城 大和 摂津 河内 泉 東海 東山 北陸 山陰 南海 西海)
●古今未曾有(ここんみぞう)=今までに起こった例がないこと
●互選(ごせん)=特定の人々がその範囲内の人達の内で行う選挙
●御用組合(ごようくみあい)=使用者の介入を受ける自主性のない組合の蔑称
●渾然(こんぜん)=別々なものが溶けあって差別のないさま。…一体
●酒手(さかて)=心付け、チップ、酒代。…をはずむ
●座興(ざきょう)=その場の興を添える遊芸、一時の戯れ
●些事(さじ)=つまらない事、小事。…にこだわる
●詐術(さじゅつ)=人をだます手段
●座談=気楽に話し合うこと、その会話
●雑感(ざっかん)=種種様々の感想
●雑駁(ざっぱく)=雑然としてまとまりがないさま
●茶寮(さりょう)=喫茶店、茶房、茶室、料理屋
●茶話(さわ)=茶を飲みながらの話し、茶飲み話、ちゃわ
●惨禍(さんか)=痛ましい災い
●三百代言(さんびゃくだいげん)=弁護士の蔑称
●斯界(しかい)=この社会・方面、この道。…の権威
●時局(じきょく)=国家・社会の情勢、現在の情勢
●仕切り金=取引の決算として受け取るお金
●試金石(しきんせき)=力量や価値を試す試験的な物事
●私権(しけん)=人格権・親族権・財産権
●紫綬褒章=学術・芸術の分野で事績のあった者に与える紫リボンの褒章
●失火(しっか)=過失から起こった火災、その火災
●実説(じっせつ)=実際にあった話、実話
●実相(じっそう)=実際の有り様、真相、実情
●失費(しっぴ)=無駄にかかった費用、物入り
●時弊(じへい)=その時代の悪い風習・弊害
●霜枯れ(しもがれ)=商売の景気の悪い状態、霜で草木が枯れること
●仕舞屋(しもたや)=商売をやめた家、商家でない勤め人などの家
●什器(じゅうき)=日常使用する家具や器
●終車(しゅうしゃ)=最終のバスや電車
●習俗(しゅうぞく)=習慣や風俗、風習
●宿所(しゅくしょ)=泊まるところ、居住するところ
●宿弊(しゅくへい)=長年の弊害、昔からの悪習
●出来(しゅったい)=事件が起きること、出来上がること
●冗員(じょういん)=無駄な人員、余分の人員
●商況(しょうきょう)=商売の景気、商業の状況
●招魂社(しょうこんしゃ)=靖国神社、護国神社、戦死者をまつった神社
●精舎(しょうじゃ)=寺院、寺
●塵埃(じんあい)=ちりほこり
●親告罪(しんこくざい)=被害者の告訴がなければ起訴されない犯罪(強姦罪や名誉棄損罪)
●趨向(すうこう)=物事のなりゆき、傾向、趨勢
●筋向かい(すじむかい)=斜めに向き合うこと、筋向こう
●精髄(せいずい)=物事の肝心なところ
●壮挙(そうきょ)=大規模な計画の実行、勇ましい企て
●壮図(そうと)=壮大な計画、盛んな事業。…を抱く
●塔頭(たっちゅう)=寺の境内にある小寺
●厨芥(ちゅうかい)=台所のゴミ
●通論(つうろん)=世間に広く認められている論
●鶴亀(つるかめ)=縁起直しに言う言葉、鶴と亀をかたどった縁起物の飾り台
●聾桟敷(つんぼさじき)=芝居で台詞のよく聞こえない後方の観客席、事情を知らされないこと・立場
●定款(ていかん)=会社や法人の目的・組織・業務に関する基本規則
●典範(てんぱん)=大事なきまりを記したもの。皇室…
●同盟罷業(どうめいひぎょう)=ストライキ
●特飲街(とくいんがい)=キャバレーなど特殊飲食店が立ち並ぶ盛り場
●徳政(とくせい)=人民に恩徳を施す政治
●内患(ないかん)=国内の乱れ
●仲見世(なかみせ)=社寺の境内にある商店街
●鳴り物入り(なりものいり)=大げさな宣伝
●日貨(にっか)=日本からの輸出品、日本製品
●日計(にっけい)=一日ごとの計算、その総計
●幣(ぬさ)=神に祈るときに供える紙や麻などを切って垂らしたもの、みてぐら
●鼠入(ねずみい)らず=食器戸棚
●年鑑(ねんかん)=一年間の事件・統計・調査などを載せて毎年発行する出版物
●八道(はちどう)=昔の東海・東山・北陸・山陰・山陽・南海・西海の七道に北海道を加えた称
●食(は)む=禄(ろく)を受ける、食べる
●早場米(はやばまい)=普通の米よりも早く、八・九月頃に収穫する米
●早昼(はやひる)=通常より早めの昼食
●払い物(はらいもの)=不要になって売り払う物
●蛮風(ばんぷう)=野蛮な風習
●彼我(ひが)=相手と自分、彼と我
●挽茶(ひきちゃ)=抹茶、良質の葉をひいて粉にした茶
●卑近(ひきん)=手近でわかりやすいこと。…な例
●非現業(ひげんぎょう)=事務的な業務(現場の労働業務に対して)
●一口話(ひとくちばなし)=短い笑い話
●姫垣(ひめがき)=低い垣根
●秤量(ひょうりょう)=そのはかりで正しく計れる重さの限度
●貧乏徳利(びんぼうどっくり)=大型で粗末な陶製の徳利
●不羈(ふき)=他から束縛されないこと
●部局(ぶきょく)=一部分
●福祉(ふくし)=幸福、社会福祉
●輻輳(ふくそう)=物が一カ所に集まること。貨物が…する
●べた遅れ(べたおくれ)=交通機関がどれもこれも遅れること
●竈(へっつい)=かまど
●便宜上(べんぎじょう)=都合上、便利の良さの点から。…四捨五入した
●便宜的=その時その場の都合のいいようにするさま。…な方法
●前景気(まえげいき)=何かが始まる前の景気
●籬(まがき)=竹や柴などで目を粗く作った垣根
●客人(まろうど)=訪れてきた人、客
●水茎(みずぐき)=筆、手紙、筆跡。…の跡
●水屋(みずや)=社寺で手を洗う所、みたらし、台所、食器戸棚
●乱れ箱(みだればこ)=衣類などをざっと畳んで入れておく箱
●見場(みば)=外部からの見掛け、外観。…がいい 見栄えのする所、見せ場。…のない劇
●耳新しい(みみあたらしい)=今まで聞いたことがない、初耳だ。…話し
●耳遠(みみどお)い=聞き慣れない、耳慣れない。…話し
●麦湯(むぎゆ)=麦茶
●無形資本(むけいしほん)=無形財産からなる資本、専売権・著作権・特許権など
●襁褓(むつき)=おしめ、おむつ、産着(うぶぎ)。…の時から育てた子
●目篭(めかご)=目の粗い竹篭、めざる
●黙劇(もくげき)=パントマイム
●裳裾(もすそ)=衣服の裾
●物詣で(ものもうで)=社寺に参ること、参拝
●門戸を張る(もんこをはる)=一家を構える、一流一派を立てる
●門札(もんさつ)=表札、門標
●悶着(もんちゃく)=もめごと、争い
●夜会(やかい)=西洋風の夜間の宴会
●夜曲(やきょく)=夜の情景を歌う曲。蘇州…
●役所(やくどころ)=その人に相応しい役目、役目の性質、役柄。…をわきまえる
●厄難(やくなん)=災い、災難
●役回り(やくまわり)=振り当てられた役目
●宿替え(やどがえ)=転居、宿泊先を変えること
●山止め(やまどめ)=入山を禁止すること
●遣戸(やりど)=引き戸
●遣り水(やりみず)=庭園に引いた水の流れ、庭の草木にやる水
●誘蛾灯(ゆうがとう)=夜間に灯火で害虫を誘い寄せて殺す装置
●遊休(ゆうきゅう)=利用されずに放置されていること。…施設 …地
●友邦(ゆうほう)=互いに親交のある国
●雪囲い(ゆきがこい)=家の入口などを板や筵などで囲う事
●雪沓(ゆきぐつ)=雪の中を歩くときに履く深いわらぐつ
●湯文字(ゆもじ)=腰巻き
●夜を日に継(つ)ぐ=昼も夜も休まず続けて物事をする
●宵祭り(よいまつり)=祭りの前夜に行う小規模な祭り、宵宮、夜宮
●要訣(ようけつ)=大事な秘訣
●夜着(よぎ)=寝具、かいまき
●余事(よじ)=ほかのこと、余暇にする仕事
●余聞(よぶん)=こぼれ話
●夜宮(よみや)=宵祭り
●落首(らくしゅ)=匿名で時事を風刺した狂歌
●落書(らくしょ)=昔、為政者を風刺・批判し、それを相手の門壁に貼ったり道に落とした匿名文書
●冷菓(れいか)=凍らせて作った菓子(アイスクリームなど)、冷やした菓子(水ようかんなど)
●路銀(ろぎん)=旅費
●露台(ろだい)=バルコニー
●渡殿(わたどの)=渡り廊下、二つの建物をつなぐ廊下
●破篭(わりこ)=折り箱のように作られ内部に仕切のある弁当箱

もどる 最初へ