●合(間)服(あいふく)=春・夏の頃に着る服、あいぎ
●青嵐(あおあらし)=青葉の頃(春)の風、せいらん
●揚げ雲雀(あげひばり)=春に大空へ舞い上がるヒバリ
●淡雪=春にうっすらと降る雪のこと
●一場の春=一度限りの春
●一陽来復(いちようらいふく)=冬が過ぎ去り春が来ること
●寒(かん)明け=立春
●光風=春の麗らかな日の気持ちよい風、五・六月頃陽に輝く青葉に吹く風
●東風(こち)=春に東から吹いてくる暖かい風、とうふう
●木の芽時(このめどき)=春に木の芽を吹く頃。心身の変調があるという
●催花雨(さいかう)=春の雨(花をうながす雨)
●五月闇(やみ)=さみだれが降る頃の暗い夜
●三寒四温=寒暖を繰り返し春に向かう、冬の前後に三日寒ければ次の四日暖が続く大陸の気候
●三春(さんしゅん)=春の三ヶ月(陰暦で一月…孟春・上春、二月…仲春、三月…季春)
●三春暉(き)=春の日の光
●春寒(しゅんかん)=立春後に感じる寒さ。…料峭(りょうしょう・春は名のみの寒さ)
●春愁=春のなんとなくもの悲しい思い
●春秋=春と秋
●春宵(しゅんりょう)=春の宵、春の夜
●春情=春めいた景色、春色、色気、色情
●春色=春の景色、春光
●春暖=春の暖かさ
●春泥(しゅんでい)=雪解け霜解けでできる春先のぬかるみ
●春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)=春の景色ののどかなこと
●惜春(せきしゅん)=行く春を惜しむこと
●駘蕩=春の景色ののどかなさま。春風…
●中日=春分・秋分の日、彼岸七日の真ん中の日
●摘み草=春の野で若菜・草花を摘むこと
●菜種(なたね)梅雨=菜の花の咲く頃に何日もしとしと降り続く春の長雨、春霖(しゅんりん)
●温(ぬる)む=少し暖かくなる
●野火=早春に野山の枯れ草を焼く火、野焼き
●八十八夜=五月一・二日の頃、種蒔きの適期
●初鰹=五月頃漁獲されるはしりのカツオ
●初音(はつね)=ウグイスやホトトギスなどのその年初めての鳴き声
●花嵐=桜の花の頃に吹く風、桜の花が激しく散ること
●花曇り=桜が咲く頃の曇り空
●花便り=特に桜の開花を知らせる便り
●花時(はなどき)=特に桜が咲く時期
●花祭り=四月八日の釈迦の誕生を祝う祭り、潅仏会(かんぶつえ)
●春霞(がすみ)=春に立つ霞
●春風=春に吹く暖かい風、こち(東風)
●春告鳥(はるつげどり)=うぐいすの異称
●晩霜(ばんそう)=晩春に降りる霜、おそじも
●彼岸=春分・秋分の前後七日間
●日長(ひなが)=春の日中の長いこと、長日←夜長
●暮春(ぼしゅん)=春の終わり、陰暦三月の別称
●明春(みょうしゅん)=来年の春
●麦踏み=早春に麦の芽を踏んで根張りをよくすること
●孟春(もうしゅん)=初春、陰暦正月の異称
●冶春(やしゅん)=花の咲き乱れるなまめかしい春の季節
●融雪(ゆうせつ)=雪解け、解けた雪
●陽春=陽気の満ちた春、陰暦正月の異称
●余寒=立春を過ぎても残る寒さ
●余春=晩春、残春
●立春=春に入る日、二月四日頃
●流英(りゅうえい)=水に流れる(風に飛ぶ)花びら
●流鴬(りゅうおう)=枝から枝へ飛び移って鳴くウグイス
●料峭(りょうしょう)=春風が肌に寒く感じられること。春寒…の頃
●緑雨(りょくう)=新緑の頃に降る雨
●若水(わかみず)=元日または立春の早朝にくむ水
●別れ霜(じも)=八十八夜頃の春の最後の霜、晩霜、忘れ霜

もどる 最初へ