●犬侍(いぬざむらい)=卑怯な武士を罵る言葉
●小兵(こひょう)=体の小さい男
●作男(さくおとこ)=雇われて耕作する男
●地回り=盛り場をうろつく与太者
●従僕=男の召使い、下男
●白波=盗賊の異称
●髯奴(ぜんど)=髭面の蔑称、欧米人を卑しめて言う語
●壮士=依頼を受け脅迫や強談判などをする者
●男娼(だんしょう)=男色を売る者、かげま、ふにゃ男
●稚児(ちご)=男色の相手となる美少年
●鉄火=ばくち打ち
●渡世人=やくざ、ばくち打ち
●留(と)め男=喧嘩の仲裁をする男
●取的(とりてき)=相撲で最下級の力士、ふんどし担ぎ、侠客
●長脇差=ばくち打ち
●生白い=いやに白い、なまっちろい
●若気(にやけ)る=男が変にめかしこんだり柔弱な様子をする
●柔弱(にゅうじゃく)=気力・体力がなくて弱々しいこと
●奴婢(ぬひ)=下男
●農工=農夫と工員
●野武士=山野に潜伏し落ち武者などの武具を奪う土民や武士の集団
●陪臣(ばいしん)=臣下のまた臣下、またげらい
●箱屋=芸者の三味線を運ぶ男
●鼻持ちならない=言動がきざでどうにも絶えられない
●半陰陽=ふたなり、男女両性の生殖器を備える人
●冷や飯食い=寄宿者、いそうろう
●文弱(ぶんじゃく)=文事にふけって気風の弱々しいこと。…に流れる
●弊衣破帽(へいいはぼう)=旧制高校生徒の蛮カラな服
●暴漢=暴力を振るって人を害する男
●間夫(まぶ)=情夫、商売女の情人
●むくつけき=無骨で恐ろしそうなさま。…大男
●女々しい=弱々しい、意気地がない
●優男(やさおとこ)=姿形のなよなよとした男
●山賤(やまがつ)=きこりなど山中に住む人
●寡夫(やもめ)=妻を失った男性、やもお
●夕冶郎(ゆうやろう)=酒色にふける男
●与太=与太者・与太郎の略
●与太者=不良、怠け者、役に立たない者
●与太郎=愚か者(与太を擬人化したもの)
●邏卒(らそつ)=見回りの巡査(明治初期の語)
●老翁(ろうおう)=年をとった男、老爺(ろうや)

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