●哀感=もの悲しい感じ
●哀歓=喜びと悲しみ
●哀史=哀れな物語、悲しい歴史
●哀傷=人の死を悲しむこと
●哀惜(せき)=大切にして手放すのを惜しむこと
●哀切=非常に哀れで悲しいさま
●哀訴=泣きながら訴えること
●哀調=もの悲しい調子
●愛別離苦=愛する者と別れる悲しみ
●哀楽=悲しみと楽しみ
●哀憐=哀れみ
●哀話=悲しい話し
●徒(あだ)桜=はかなく散る桜
●徒情け=その時限りのはかない恋、気まぐれの情け
●徒花=実を結ばない花、無駄な花
●暗然=悲しくて心が沈む様
●暗涙=陰でこっそり流す涙
●唯唯(いい)=少しも逆らわず従うこと
●労(いたわ)しい=可哀想でいたわってやりたい様子
●悼(いた)む=人の死を悲しむ
●一掬(きく)=わずかなこと。…の涙(手で掬うほど沢山の涙・わずかな涙)
●一炊(すい)の夢=人生は夢のようにはかないこと
●一敗塗地(いっぱいとち)=二度と立ち上がれないほどの敗北を喫する(内蔵も脳も散り泥にまみれる)
●慰撫=慰めいたわること
●隠忍=じっと我慢すること
●泡沫(うたかた)=はかなく消えやすいもの
●兎(う)の毛=ごく小さな物事のたとえ
●栄枯=栄えることと衰えること
●会者定離(えしゃじょうり)=この世は無常で、出会ったものは必ず別れる運命だ
●慨然=憂え嘆く様
●慨嘆=憂え嘆くこと
●河清=望んでも実現しないこと。百年…を待つ
●割愛=惜しみながら手放したり省略したりすること
●感泣(きゅう)=感極まって泣くこと
●後朝(きぬぎぬ)=共寝をした男女が翌朝別れること、またはその朝
●歔欷(きょき)=すすり泣く、むせび泣く、悲しみ恐れるさま
●歔泣=すすり泣く、むせび泣く
●血涙=激しい怒りや悲しみで流す涙
●哭(こく)する=大声をたてて悲しみ泣く
●差し含(ぐ)む=涙ぐむ
●嗟嘆(さたん)=嘆く(深く悲しむ)こと
●潸然(さんぜん)=さめざめと涙を流して泣くさま
●三嘆=何度もなげくこと
●しめやか=気分が沈んで悲しげな様、しんみり
●愁傷=嘆き悲しむこと、気の毒なこと
●愁色=悲しげな顔つき
●愁訴=事情を嘆き訴えること
●傷懐=いたみ悲しむ、悲しみ思う
●傷魂(こん)=心を痛める、かなしみ
●傷嗟=悲しみなげく、悲嘆
●傷涕(てい)=悲しみ泣く
●人面桃花=以前出会った恋しい人と再び会いたくてその場所に行ってももう会えないこと
●酔生夢死(すいせいむし)=何をすることもなく無意味な一生を送ること
●数奇=不幸、不遇、不運
●寸善尺魔(すんぜんしゃくま)=世の中は良いことが少なく(寸)悪いことは多い(尺)
●凄々(せいせい)=悲しみ恨むさま、寂しくいたましいさま
●凄切=非常にもの寂しい(悲しい)さま
●凄然=寂しく痛ましいさま
●凄楚=ひどく悲しみ痛むこと
●凄涼=もの寂しい
●惜春=行く春を惜しむこと
●惜別=別れを惜しむこと
●是非に及ばず=しかたなく、やむをえず
●是非もない=やむおえない、しかたがない
●詮無い=しかたがない、甲斐がない
●側(そば)杖=近くにいたために受ける思いがけない災難
●嘆じる=悲しみ嘆く
●弔慰=死者を弔い遺族を慰めること(弔意は自分が悲しむ心)
●佻(ちょう)々=愁える(悲しむ)さま
●沈痛=悲しみに沈み心を痛める様
●追悼=死者の生前を偲び悲しむこと
●追慕=死者や遠く去った人を思い出し慕うこと
●通哭=激しく泣き悲しむこと
●摘芯=植物の茎の先端の芽を摘むこと
●手慰み=慰みのため手で遊ぶこと
●慟哭=大声を上げて泣き悲しむこと
●悼(とう)惜=人の死を悼(いた)み惜しむ
●悼痛=人の死を悲しみ悼(いた)む、ひどく悲しむ
●泣きの涙=ひどく悲しむこと
●泣いて馬謖(しょく)を斬る=規律を厳正にするには個人的感情を抑えて厳しく処分する
●涙雨=悲しみの涙が昇天して降ってくるとされる雨
●涙金=今までの関係を絶つときに与える金
●新盆=その人の死後、最初に迎えるお盆
●二重生活=家族が別れて別々に暮らすこと
●にべもない=愛嬌もない、けんもほろろ
●人間疎外=人間が作り出した高度な文明社会が、逆に人間らしさを奪い取る
●配流=流罪にすること
●破局=悲惨な結果
●薄命=不幸な運命、ふしあわせ、短命
●万斛(こく)=非常に多くの分量。…の涙
●反魂香(はんごんこう)=死んだ人に会いたいときに焚くと、煙の中にその姿が現れるという香
●悲哀=身にしみて感じるかなしさ
●非運=運の悪いこと
●悲歌=エレジー、悲しい歌
●日陰者=事情があって公然とは世間に出られない人、世に埋もれて立身しない人
●悲喜=悲しみと喜び
●挽き歌=棺を運びながら歌う弔いの歌、挽歌(ばんか)
●悲境=悲しい境遇、不運な身の上
●悲愁=悲しみと愁い、悲しみ愁えること
●悲壮=哀れにもまた勇ましいこと
●悲愴=悲しくて痛ましいこと
●悲嘆=悲しみ嘆くこと
●逼(ひっ)迫=経済状況が苦しくなること、窮迫
●人身御供(ごくう)=他人の欲望の犠牲となる人
●悲憤=悲しみ憤ること
●微禄=わずかな給与
●憫(びん)笑=哀れんで笑うこと
●不遇=不運で世に認められないこと
●伏し沈む=何もせず、物思いや悲しみに打ちひしがれた状態でいる
●不如意=家計が豊かでないこと
●不憫=かわいそうなこと
●平伏=ひれふすこと
●弊履(へいり)を棄(す)つるが如し=破れた履き物を捨てるように惜しげもなく捨てる
●ペーソス=悲哀感、哀愁
●ペシミスト=悲観論者 ←オプチミスト
●滂沱(ぼうだ)=涙がとめどなく流れるさま
●泡沫=非常にはかないもの
●待ち倦(あぐ)む=待ちわびる
●待ち惚け=待ちくたびれてぼんやりすること、待っていたものがとうとう来ないこと
●末位=一番下の地位
●末路=一生の終わり、晩年、衰えた果て
●水盃=再会を予期しないときなど、酒の代わりに水をついで飲む別れの杯
●ミゼラブル=みじめなさま、悲惨なさま
●身代金=人身売買の代金
●無意義=意味のないこと
●無一物(もつ・ぶつ)=何一つ持っていないこと
●無辜(こ)=罪のないこと
●無告の民=苦しみを訴えて助けを求める当てのない哀れな民衆、身よりのない老人や幼児
●無根=根も葉もないこと
●噎(む)せ返る=激しくむせび泣く
●噎び泣き=喉に息が詰まるような声で泣くこと
●噎ぶ=涙で息が詰まりそうになる、しゃくりあげて泣く
●無名氏=姓名のわからない人
●命運=運命
●滅却=消え滅びること、消し滅ぼすこと
●物悲しい=なんとなく悲しい
●物の哀れ=何となく哀れに感じること
●遣り切れない=我慢できない
●憂愁=うれい、悲しみ
●幽明相隔(ゆうめいあいへだ)てる=死別して現世では再び会えない
●夢語り=夢のようにはかない物語
●夢幻(ゆめまぼろし)=きわめてはかないもののたとえ
●余哀=あとに残った悲しみ、慰めきれない悲しみ
●烙印を押される=ぬぐい去ることのできない汚名をきせられる
●落涙=涙を流すこと
●流恨=いつまでも尽きない恨みや悲しみ
●流離=故郷を離れて異郷をさすらうこと、流浪。…の涙
●厘毛=わずかの金銭
●連座=人の罪にかかりあって罰せられること
●老境=年取った境地、老年
●老残=おいぼれながら生きながらえること
●老廃=古くなって役に立たないこと
●侘びしい=貧しい、みすぼらしい、心細い、もの寂しい
●侘びる=つらく思う、心細く思う、つらいほど思う、心細くする

もどる 最初へ