●悪罵=口汚く罵ること
●足摺(ず)り=悔しくて足を摺りつけたり踏みつけたりすること、地団駄
●言い募(つの)る=調子に乗ってますます激しく言う
●一再=一、二度。…ならず
●厭(いと)う=嫌う、嫌がる(厭わしい=嫌いだ)
●隠忍=じっと我慢すること
●鬱屈=気分がむしゃくしゃして重苦しいこと
●鬱積=不平不満が心の中にこもり積もること
●鬱憤=つもり積もった恨み、怒り
●鋭鋒(ほう)=言論による鋭い攻撃
●追い銭=損の上塗り
●慨(がいぜん)然=憤り嘆く様
●赫怒(かくど)=激しく怒る、かっと怒る
●火中の栗を拾う=他人のため危険を冒しひどい目に遭う
●角(かど)張る=態度が穏やかでなくなる
●画餅(がべい)に帰す=計画などが無駄に終わる
●勘気=主君・父からのおとがめ
●忌諱(い)=忌み嫌うこと
●きざわり=気障り、嫌な感じがすること、気に障ること
●仇(きゅう)視=敵意を持つ、仇として見る
●矯(きょう)激=言動が過激なこと
●驕慢=奢り高ぶって人を侮るさま
●激越=感情や声が荒く激しいさま
●激憤=激しく憤ること
●気色(けしき)ばむ=心中の怒りを顔に表す
●血涙=激しい怒りや悲しみで流す涙
●譴(けん)責=とがめ責めること
●剣突(けんつ)く=荒々しく叱ること
●慷(こう)慨=憤り嘆くこと
●強(ごう)談=無理に話を付けること
●業腹=非常にしゃくにさわるさま
●公憤=正義のための怒り
●小面憎い=顔を見るのもしゃくにさわるほど憎らしい
●使(し)気=怒ること
●自棄=やけくそになること
●指弾=非難
●雌伏=時期が来るまで活動せずこらえていること
●私憤=私事に関しての怒り
●洒落臭い=生意気だ、こしゃくだ
●充満=怒気が顔色に表れているさま
●渋(じゅう)面=苦々しい顔、しかめっ面
●呪詛=相手に災難が起こるよう神仏に祈願すること
●人身攻撃=私行を暴いて非難し責めること
●寸鉄人を刺す=短い言葉が人の心をえぐる
●斥(せき)力=お互いに退けようとする力(磁場の反発など)
●切歯扼腕(せっしやくわん)=歯ぎしりをし、自分の腕を握って非常に怒ること
●舌端(ぜったん)火を吐く=火を吐くような勢いで鋭く説きたてる
●舌鋒=鋭く言い立てる口先
●爪牙(そうが)に掛かる=餌食になる 犠牲になる
●相克=対立する両者が互いに争うこと
●騒擾(そうじょう)=騒いで秩序を乱すこと
●争罵=争って罵ること
●造反=批判的な意識や行動
●争論=言い争うこと
●側目=(憎んで)横目で見る
●底光り=表面に現れない奥に潜む光り。…する邪気
●謗(そし)る=悪く言う、非難する
●袖にする=おろそかにする、邪魔者扱いにする
●嫉(そね)む=うらやみ憎む ねたむ
●逸(そ)らす=機嫌を損なう
●体解=体をバラバラに切り放すこと、昔の重刑、八つ裂き
●高手小手(たかてこて)=後ろ手にして首から二の腕、手首まで厳しく縛ること
●多端=仕事や事件などが多く忙しいこと
●太刀先=切りかかる勢い。…鋭く責めたてる
●嘆じる=嘆き憤る
●痛罵=手ひどくののしること
●痛憤=非常に憤慨すること
●通弊=全般に共通してみられる弊害
●痛棒=きびしい叱責(痛棒とは座禅のうちこらす棒)
●痛論=手厳しく論じること
●付けたり=だしに使うこと、口実
●詰め腹=強制的に切腹(辞任)させられること
●面当て=あてつけ、あてこすりの言動
●面憎い=顔を見るのも憎らしい
●聾(つんぼ)桟敷=事情を知らされないこと・立場
●敵愾(がい)心=敵を憎み、倒そうとする闘志
●鉄火の如く怒る=真っ赤な顔をして激しく怒る
●鉄槌(つい)=厳しい制裁
●恫喝=脅し恐れさせること
●胴震い=寒気・恐怖・興奮によって全身が震えわななくこと
●怒気=怒りの気持ち、怒った顔つき
●怒号=怒り叫ぶこと、その言葉
●毒づく=ひどい悪口を言う
●内熱=心中がかっとなる
●煮え返る=ひどく腹が立つ
●煮え湯を飲まされる=裏切られて悔しい思いをさせられる
●憎気=憎そうな様子
●駁(ばく)する=他の意見・説を非難攻撃する 反駁する
●駁論=他人の意見を非難攻撃すること・その激論
●はたと=にらむさま、はったと
●煩言(はんげん)=怒り争うことば
●反目=互いににらみ合うこと 仲の悪いこと
●筆誅=欠点や罪悪などを書き立ててきびしく責めること
●悲憤=悲しみ憤ること
●暇取る=手間取る
●氷炭相容(ひょうたんあいい)れず=性質が反対で調和しない(氷と炭火は同じ所におけない)
●憤激=ひどく怒ること
●憤死=憤慨のあまり死ぬこと
●憤然=ひどく怒るさま、いきどおるさま
●憤懣(まん)=いきどおって悶えること
●俾倪(へいげい)=横目でにらむ
●勃(ぼつ)然=むっとして怒るさま
●焔(ほむら)=怒りなど心に起こる激しい感情
●満面朱(しゅ)を注ぐ=怒って顔を真っ赤にする
●向かっ腹=訳もなく腹を立てること
●目に角(かど)を立てる=怒りや憎悪のこもった、きつい目つきをする
●目を剥(む)く=怒ったりして目を大きく開く
●目角(かど)=怒った目つき、めくじら
●滅茶=筋道の立たない
●面詰(きつ)=面と向かって相手を責めたてること
●面責=面と向かって相手を責めること
●面罵=面と向かって罵ること
●面皮(めんぴ)を剥ぐ=厚かましい者の厚かましさを暴露してやり込める
●妄言(もうげん)=道理に合わない乱暴な言葉、ぼうげん
●モッブ=暴徒
●問責=責任を問いつめること
●悶着=もめごと、争い
●遣り合う=互いに言い争う
●遣り切れない=我慢できない
●遣り込める=議論して言い負かす、論破する
●幽囚=捕らわれ牢に押し込められること
●由々しい=物事の程度が甚だしい、このままにはしておけない
●余憤=あとになっても静まらない怒り、まだおさまらない怒り
●磊塊(らいかい)=心中が穏やかでないさま
●乱謗(ぼう)=むやみにそしる(非難する)
●離間策=双方の仲を裂こうとする策略
●冷評=冷淡な批評
●壟(ろう)断=権利・利益を独占すること
●論詰=論じてなじること、言いこめること、論難
●沸き返る=非常に腹立たしくなる、煮えくり返る

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