●合縁=互いに気心が合って結ばれること
●相方=相手 花街の遊女
●相携(たずさ)える=手を取り合う、手を結ぶ
●逢い引き=男女の密会
●秋風(あきかぜ)=男女の愛情が冷めること
●徒(あだ)情け=その時限りのはかない恋
●一場(いちじょう)=その場限り。…の春
●一場の春夢=短い春の夜の、その場限りのはかない夢
●一遊一予=一度の遊びと一度の楽しみ
●佚(いつ)女=美人 美女、淫らな女
●妹背(いもせ)=男と女 夫婦。…の契り
●入れ揚げる=愛人や遊興に金をつぎ込む、使い果たす
●浮き名=色恋の噂。…を流す
●艶書(えんしょ)=恋文
●艶笑小咄=色恋の笑い話
●艶聞=恋愛に関する噂
●逢(おう)瀬=恋人同士が密かに会う機会
●お部屋様=大名の妾
●回春=若返ること
●佳期(かき)=美人と会う期日
●開兌(かいたい)=欲望の心を起こす
●囲い者=妾
●姦夫(かんぷ)=人の妻と関係した男、間男
●技芸=遊芸 芸事
●後朝(きぬぎぬ)=共寝をした男女が、翌朝別れること、またはその朝
●嬌声=女性のなまめかしい声
●嬌名(きょうめい)=なまめかしい評判
●玉代(ぎょくだい)=芸者を招く代金 揚げ代
●金的(きんてき)=憧れのまと。…を射止める
●苦界十年=遊女の悲しい身の上、悲惨な境遇をいう(江戸時代の遊女の年季は十年)
●閨房(けいぼう)=寝室、婦人の居間
●月下氷人=仲人、男女の縁を取り持つ人
●交好=よしみを通ずる、交際する、仲の良い交際、交結
●交合=性交、交接。…する
●紅涙=女性の涙。…を絞る
●媚びる=女が男の気を引くために艶かしいようすをする
●小町娘=評判の美しい娘
●蠱(こ)惑=人の心を乱したぶらかすこと、魅惑。…的な眼差し

●妻妾(さいしょう)=正妻とめかけ
●鞘(さや)当て=一人の女を二人の男が取り合うこと
●私通(しつう)=男女が密かに関係を結ぶこと、密通
●酌婦=料理屋で酒のお酌をする女
●邪恋=道にはずれた恋愛
●秋波(しゅうは)=流し目、ウインク
●春機発動期=成長して異性に関心を持ち始める年頃、思春期
●純血教育=男女間の性道徳についての教育
●賞玩(しょうがん)=もてあそぶこと、慰めとして愛すること
●情交=男女間の肉体的な交わり
●情を通じる=男女関係を結ぶ
●女禍(じょか)=女難
●女色=女の色香、女との情事、いろごと
●女徳=女子のふみ行うべき道徳
●しんねこ=男女が人目を避けしんみり睦まじく語り合うこと
●ストイック=禁欲主義者
●姓氏(せいし)=名字、氏姓
●誓詞(せいし)=誓いの言葉、誓言(せいげん)
●性徴=男女・雌雄の性的特徴
●節婦(せっぷ)=操の堅い女、貞節な婦人。
●背の君(きみ)=女性が男性を(特に妻が夫を)敬愛して呼ぶ称
●添い臥(ぶ)し=男女が共に寝ること、添い寝
●相即不離=二つのものがとけ合って切りはなせないこと
●相聞(そうもん)=恋愛の歌
●疎遠=交際が疎ましくなり親しみが薄れること
●疎隔=互いの気持ちに隔たりができること
●側臥(そくが)=そばに寝る、体を横に向けて寝る
●其れ者(それしゃ)=その道に良く通じている人、玄人、芸者、遊女
●胤(たね)=子供。…を宿す
●断種=生殖を不能にすること パイプカット
●寵姫(ちょうき)=権力者に特に寵愛される女
●喋々喃々=男女が楽しそうに語り合うさま
●痴話=男女のむつごと、色事、情事
●枕席=寝床
●番(つが)う=交尾する
●付け文=恋文を渡すこと、その恋文
●罪作り=純真な人をだますなどして罪を作ること
●艶=男女の情事、お世辞、愛嬌
●艶消し=色気・面白味を無くすこと。…な話だ
●艶事=男女の情事に関した事柄、色事
●艶種(だね)=男女間の情事に関する話題・新聞種
●艶っぽい=なまめかしい、情事に関連がある
●つるむ=交尾する、つがう
●出会い=あいびき。…茶屋
●出会う=あいびきする
●手生け=芸者などを落籍して妻や妾にすること。…の花
●出入り=もめごと。女…
●鼎立(ていりつ)=三者が並び立っていること、三者対立。…する
●出来合い=密通、野合
●手付き=主君や主人に情をかけられた側女(そばめ)
●同衾(どうきん)=一つの夜具に男女が一緒に寝ること、ともね
●殿御(とのご)=女性や妻が、男性や夫を指す語
●内通=密通
●生半(なか)=中途半端。…の恋
●涙金=手切れ金、お情け金
●馴れ合う=密通する、親しみ合う
●喃語=男女がむつまじくささやきあうこと
●新(にい)枕=男女が初めて共寝すること。…をかわす
●女護が島=女だけが住んでるという想像上の島
●人情本=江戸後期、男女の情事を題材とした小説本
●濡れ事=情事、色事、和事
●ネッキング=男女が上半身でする愛撫
●根引き=遊女や芸者などを身請けすること
●根乱れる=寝相が悪く着物や
●閨(ねや)=寝室 寝る部屋
●懇(ねんご)ろ=むつまじいさま
●悩殺=女性が色っぽさで男を夢中にすること
●破瓜(はか)=処女膜が破れること、女の十六歳、男の六十四歳
●薄命=不幸な運命、ふしあわせ、短命。美人…
●春の目覚め=思春期
●晩節=晩年の節操。…を全うする
●万緑叢中(ばんりょくそうちゅう)紅一点=多くの男の中に女が一人いるたとえ
●火遊び=特に男女の遊戯的で危険な恋愛
●落籍(ひか)す=芸者や遊女を身請けする
●一夜妻=一晩だけ交わりのあった女、売春婦
●独り寝をかこつ=共寝する相手が無くぼやくこと
●悲恋=悲しい結果に終わる恋
●嫖客(ひょうきゃく)=花柳街に遊ぶ男の客
●風紀=男女の交際の節度、風俗上の規律
●不縁=夫婦になれない、縁がない、離婚
●深間(ふかま)=男女の交際が非情に親密なこと。…にはまる
●不義=男女の道にはずれた関係
●巫山戯(ふざけ)る=男女が人前でたわむれる
●不実=情愛がないこと、誠実でないこと
●伏所(ふしど)=寝床、寝所
●二心(ふたごころ)=浮気心、他にも心を寄せること
●婦道=婦人の守るべき道
●婦徳=婦人の守るべき道徳
●煩悩=心身を悩ませ迷わせる全ての欲望
●枕上(がみ)=まくらもと、枕辺(まくらべ)
●不見転(みずてん)=だれとでも簡単に売春行為をする・こと
●道行き=歌舞伎で相愛の男女が駆け落ちする道中の場面
●密会=あいびき
●蜜語=甘い言葉、男女のむつごと
●見蕩(と)れる=うっとりして見る、我を忘れて見る
●無垢=けがれのないこと
●睦言=床の中の男女の語らい
●睦む=むつまじくする
●名妓=美人で評判の芸者
●冥婚=この世で夫婦になれなかった男女を、死後一つ墓に葬るなどして夫婦にすること
●盟約=神かけて誓うこと、固い約束
●モナミ=私の愛人 私の友人、私の恋人、My dear
●桃色遊戯=若い男女の遊びの性愛
●やきもき=気をもんでいらいらするさま
●焼け棒杭に火がつく=一度切れた男女関係が、元に戻る
●野合=男女が結婚せずに関係を結ぶこと
●闇路(やみじ)=分別の無くなること。
●寡夫(やもめ)=妻を失った男性、男やもめ、やもお
●寡婦(やもめ)=夫を失った婦人
●有夫=夫を持っていること
●妖童=男色を売る少年、なまめいて美しい少年、美少年
●欲目=愛する心から実際以上によく評価する見方
●世心(よごころ)=男女の情を感ずる心、色気
●横恋慕=既婚者・他人の恋人を恋い慕うこと
●誼(よしみ)=親しい交際
●夜伽=女が男に従って共寝すること
●夜這い=夜、男が恋人の寝所に忍び込むこと
●蹌踉(よろ)めき=人妻の浮気、不貞
●ラーゲ=性行時の体位
●洋妾(らしゃめん)=昔、西洋人の妾になった日本の女性の称
●落果=果実が成熟前に落ちること
●落花狼藉(らっかろうぜき)=女性が乱暴された形容
●乱倫(らんりん)=男女関係のだらしないこと
●りーべ=愛、恋愛、恋人である女性(ドイツ語)
●離間策=双方の仲を裂こうとする策略
●流眄(りゅうべん)=流し目、ひとみだけ斜めに動かして見る
●恋恋=恋い慕うさま、未練・執着のあるさま
●ロマンス=西欧中世の伝奇物語、恋物語、恋愛事件
●ロマンチック=非現実的で甘く美しい空想的なさま
●和姦=男女合意の上の姦通
●訳=男女間の情事、訳あり
●訳知り=男女関係に理解があること・人
●和合=仲良く親しくすること、男女・夫婦の情愛が深まること
●和事(ごと)=歌舞伎で、恋愛や情事の色っぽい場面や演出など
●早生(わせ)=早熟な子供 ←中手(なかて)・奥手

もどる 最初へ