●アカデミズム=伝統的・保守的な学問や芸術、形式的で権威を笠に着た研究態度を皮肉る言い方
●文目(あやめ)=物事の道理、区別、けじめ。…も分かぬ闇
●案件(あんけん)=調査・審議すべき事柄
●一義的(いちぎてき)=基本的意味と認める様
●イデア=理想、理念
●允当(いんとう)=まことにあたる、道理にかなう
●隠微(いんび)=表面からは解らない微妙なこと
●運気=人間を支配する運命や巡り合わせ
●エスカレーション=段階的な拡大
●エトス=人間の持続的な性格・習慣、社会的慣習
●援用(えんよう)=自説のために他の文献・事実を引用すること
●応需(おうじゅ)=要求に応じること。入院…
●横道(おうどう)=邪道、人の道からはずれること、不正な行為
●応変(おうへん)=その場に応じて適当に対処すること
●外延(がいえん)=哲学で、ある一つの概念が適用される範囲←内包
●開基(かいき)=物事のもとを開くこと、開山。宗派を…する
●諧謔(かいぎゃく)=冗談、おどけ、ユーモア
●介在(かいざい)=間に存在すること
●蓋然性(がいぜんせい)=何かが起こりうる確実さの度合い、公算、可能性
●階梯(かいてい)=手引き、入門書。蘭学…
●画然(かくぜん)=区別が明白なさま。…と分かれる
●欠け目(かけめ)=物事の不完全な部分
●河清(かせい)=望んでも実現しないこと。百年…を待つ
●豁然(かつぜん)=惑いや迷いが突然消える様。…大悟する
●蟹は甲羅に似せて穴を掘る=人は自分の身分・能力に応じた望みを持つ
●観照(かんしょう)=主観を交えず冷静に見ること
●感得(かんとく)=微妙なことを悟り知ること、会得
●亀鑑(きかん)=手本、模範
●規矩(きく)=基準となる規則や手本(語意は定規とコンパス)
●客体=主観の認識や行為の対象となる目的物←主体
●教学相長(きょうがくそうちょう)=人を教えることは自分の修行にもなる
●教条的(きょうじょうてき)=宗教の教義や組織の権威に固執し融通が利かない様
●巨視的(きょしてき)=広い視野から大局的に着目するさま
●機略(きりゃく)=臨機応変の計画。…縦横
●緊要(きんよう)=非常に大切なこと 肝要
●偶像(ぐうぞう)=爆発的な人気の対象、人や動物をかたどった物
●警醒(けいせい)=警告して世人を迷いから覚まさせること
●閲(けみ)する=調べる、年月を経過する
●懸隔(けんかく)=かけ離れていること
●顕現(けんげん)=明らかに現れること、明らかに現すこと
●顕在(けんざい)=形に現れて存在すること
●厳存(げんそん)=厳然(いかめしくおごそか)として存在すること
●権謀(けんぼう)=臨機応変の策略、はかりごと
●考現学(こうげんがく)=世相・風俗など現代の社会現象を研究する学問、モデルノロジー
●交錯(こうさく)=入り交じる、入り乱れる
●光照(こうしょう)=明らかにひかり照らす
●講壇(こうだん)=実用性のない学問のこと。…経済学者
●公徳(こうとく)=社会生活で守るべき道徳。…心
●コスモポリタン=国際人、視野がグローバルな人、世界を我が家と考える世界主義者
●事志と違う(ことこころざしとたがう)=現実は思った通りには動かない
●渾然(こんぜん)=別々なものが溶けあって差別のないさま。…一体
●混和(こんわ)=混ぜ合わせること、混じり合うこと
●三計(さんけい)=一年・十年・生涯の計画(一年…穀物を植え,十年…木を植え,生涯…人材を集める)
●三計塾(じゅく)=一日の計は朝にあり、一年の計は春にあり、一生の計は少壮の時にある
●斯界(しかい)=この社会・方面、この道。…の権威
●自戒(じかい)=自分の言動が逸脱せぬよう自らを戒めること
●私権(しけん)=人格権・親族権・財産権
●志士(しし)=国家・社会のために身を捨てて尽くす人
●四聖(しせい)=孔子・釈迦・キリスト・ソクラテス
●思潮(しちょう)=その時代の一般的な思想傾向
●桎梏(しっこく)=手かせと足かせ、自由を束縛するもの
●実定法(じっていほう)=社会的習慣や判例などを基礎とした法、人為法←自然法
●自得(じとく)=自ら満足すること、自分で悟ること、自分に報いること。自業…
●自任(じにん)=それを自分の任務と考えること、自分が相応しいと思い込むこと
●十悪(じゅうあく)=殺生 偸盗(ちゅうとう) 邪淫 妄語 両舌 悪口 綺語 貪欲 瞋恚(しんい) 邪見
●衆愚政治=多数決によって行われる民主政治をあざけった言い方
●聚訟(しゅうしょう)=互いに是非を争ってやかましいこと
●主潮(しゅちょう)=ある時代・社会での主な傾向、主な思想の流れ
●照応(しょうおう)=二つのものが互いに相応じていること
●小我(しょうが)=自分にとらわれた狭い自我
●尚古(しょうこ)=昔の制度を尊ぶこと
●小市民=プチブル 中間階級、中小商工業者や技術者、サラリーマンなど
●仍重(じょうちょう)=しきりに重なる、幾度もあること
●小天地(しょうてんち)=狭い世界、人間界
●唱導(しょうどう)=人の先に立って導くこと
●真善美(しんぜんび)=認識上の真と道徳上の善と審美上の美、人間の理想
●シンパサイザー=同情者、共鳴者、左翼援助者、シンパ
●人倫=人と人との関係・秩序、人の守るべき道、人間
●垂範(すいはん)=模範を示すこと。率先…
●スケープゴート=生け贄、変わりになって他人の罪や責任を負う人
●生活感情=日常生活で人々が実感する感情
●正気(せいき)=天地にみなぎる正しく明らかな根本の力、正大の気、正しい気風
●整合(せいごう)=理論的に矛盾がないこと、きちんと合うこと
●清談(せいだん)=名利や俗世間を超越した高潔な談論
●清福(せいふく)=精神上の幸福、手紙で相手の幸福。御…を祈る
●セオリー=理論 学説
●千古不易(せんこふえき)=永遠に変わらないこと
●先哲(せんてつ)=昔の優れた思想家、前哲
●善導(ぜんどう)=よい方に導き教えること
●象牙の塔=現実生活から離れた学問研究の別天地、非現実的な学究態度
●相即不離(そうそくふり)=二つのものがとけ合って切りはなせないこと。…の関係
●俗見(ぞくけん)=俗人の(ひくい)ものの見方・見識・見解、俗論
●齟齬(そご)=物事が食い違っていてうまく噛みあわないこと
●粗放(そほう)=大雑把なこと、綿密でないこと
●他愛(たあい)=自分よりも他人の利益・幸福を願うこと、愛他
●大我(たいが)=個人的見地・執着を離れた境地、宇宙唯一絶対の本体
●大義(たいぎ)=人として行うべき道、大意
●大計(たいけい)=広い視野に立っての計画、高い立場
●代謝(たいしゃ)=新しいものが古いものと代わること
●大同団結=多数の党派が小異を捨てて団結すること
●第二義=根本的でない意義
●他生(たしょう)=過去や未来のこと、前世と来世
●達観(たっかん)=広く全体を見通すこと、細事にこだわらず重要な点を悟ること
●知育(ちいく)=知的な能力を啓発向上させる教育
●知見(ちけん)=見て知ること、知識、見識
●知情意(ちじょうい)=知性・感情・意志の三つの心的要素
●知能=記憶・理解・判断する能力、智恵
●知謀(ちぼう)=智恵のある巧みな計略
●着意(ちゃくい)=注意すること、思いつくこと、着想
●頂門(ちょうもん)の一針=急所を突いた厳しい戒め
●直観(ちょっかん)=推理や経験によらず、感覚で直接とらえること
●緒論(ちょろん)=序論
●知略(ちりゃく)=才知に富む計略
●鎮撫(ちんぶ)=乱を鎮め人心を安らかにすること
●通暁(つうぎょう)=ある事柄について隅々まで知りぬいていること
●通有(つうゆう)=同類のものが共通に持っていること
●低回趣味=世俗的な苦労を避けゆったりとした気分で東洋的詩境にふける趣味(夏目漱石)
●ディテール=細部、細目
●ティピカル=典型的、代表的
●適者生存=(生存競争で)環境に適したものだけが生き残ること
●敵本主義=目的は他にあると見せかけて、急に本来の目的に向かう方法(敵は本能寺から)
●デスペレート=絶望的、自暴自棄的
●哲学=世界・人生の基本原理を探求する学問、人生観、世界観
●哲理(てつり)=哲学上の道理、奥深い道理
●天球(てんきゅう)=観測者を中心として天を球形であると仮定していう語
●典拠(てんきょ)=則るべき根拠、正しい拠り所
●天地人(てんちじん)=宇宙の万物、天と地と人
●天頂(てんちょう)=いただき 頂上、観測者の真上
●天道(てんどう)=天地自然の道
●伝播(でんば)=伝わり広まること
●典例(てんれい)=拠り所となる先例、故実
●同工異曲(いきょく)=外観は違うが内容が同じであること
●左見右見(とみこうみ)=いろいろな角度から見ること、あちこちに気を配ること
●陶冶(とうや)=人間の生まれつきの品性や才能を高めさせること
●桃李(とうり)もの言わざれど下自(したおのずか)ら蹊(みち)を成す=徳ある人の所には自然と人が集まる
●徳義(とくぎ)=道徳上の義務。…心
●徳目(とくもく)=道徳を分類した個々の名称(忠・孝・仁・義など)
●独立自尊=他に頼らず自己の尊厳を保つこと(福沢諭吉の道徳説の標語)
●常闇(とこやみ)=永遠に真っ暗であること
●徒爾(とじ)=むだ、無意味
●度量衡(どりょうこう)=長さと容積と目方、ものの大きさ
●内規(ないき)=ある部分だけ決めている決まり
●内題(ないだい)=本のとびらや本文の始めなど、内部にある題名
●綯い交(ないま)ぜる=種類の違うものを混ぜて一つにする
●泣いて馬謖を斬る=規律を厳正にするには個人的感情を抑えて厳しく処分する
●泥(なず)む=こだわる。旧習に… なかなか進まない。暮れ…空
●難路(なんろ)=険しい道、困難な道
●ニヒル=虚無、虚無的
●人間疎外=人間が作り出した高度な文明社会が、逆に人間らしさを奪い取る
●能狂言=能楽の間に行う喜劇、狂言
●能事(のうじ)=しなければならないこと。…終われり
●喉首(のどくび)=非常に大切な部分
●ノンポリ=「ノンポリティカル」の略で、政治に無関心なこと、その学生

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